正看護師になるための道のり

正看護師として働くには国家資格である看護師免許が必須です。免許の取得方法は学歴と、准看護師の免許の有無で変わります。
高卒の人は看護大学に4年間通うか、看護師学校あるいは短期大学に3年間通うことで看護師免許の試験を受ける権利が得られます。学校に通うだけでは免許を取得できないのでその点は注意しなければいけません。
中卒の人は5年一貫制の看護師養成課程校に通うことで試験を受けることが可能になります。

准看護師の免許を持っている人の場合、高卒であれば2年間の看護師課程、中卒なら准看護師として3年間の実務経験を得ることで看護大学へ進学し、必要な知識を学ぶことが可能です。これらの場合も試験に合格しなければ看護師免許は取得できません。

看護師免許を取得するには必要な知識を持ち、試験に合格することが絶対条件です。
看護大学か、それに準ずる教育機関での教育を経て初めて試験を受けることができます。それぞれ学費や入学試験の難易度が異なりますが、看護師は人命に関する仕事なので決して簡単ではありません。
それだけ責任が大きな仕事なので、看護師として働くには相応の覚悟が必要と言えるでしょう。もちろん、真摯に仕事に取り組むことも忘れてはいけません。

看護師免許を取得したらそれで終わりではなく、医学の知識や看護の技能を常に学び、また患者への思いやりを持つことが優れた看護師になるための条件です。看護師に興味がある方は、本当に自分が医療を学びたいのか、そして患者に寄り添う強い思いがあるのかを考えてみましょう。